この日はよく晴れました。
中六人部にて、有機野菜の栽培と販売を行っている宮田毅さん・裕美さんご夫婦。
毅さんは大阪出身、裕美さんは仙台出身で、9年前に中六人部に移住。
ご縁で紹介された畑付きの空き家を購入し、畑仕事をするかたわら、家のリノベーションも自分たちで行っている。
百姓は、「百」の仕事をして百姓と言える。 宮田さんご夫妻は、それを目指して日々暮らしているそうです。
とても広大な畑で、たくさんの種類の有機野菜を栽培し、それを販売する。 自分たちは離れにすみながら、母屋のリノベーションを9年間地道につづけている。 福知山の商店街のイベントの運営にかかわる。農業インターンを受け入れる…。
自然と向き合いながら、たくさんの人と関わりながら、ふらりを訪れた私のような大学生とも向き合ってくれて。
ミヤサイさんのところにいると、なんだか「生きる」ことにおいて大切なものに気づくような気がしています。
移住してきた当時は、 この地域のことも農業のことも全くわからない状態だったという宮田さんご夫婦。
芽が出てこない。葉が虫に食べられる。新芽が鹿に食べられる。 田舎ならではの文化と、自分が育ってきた環境とのギャップ。
いろんなことが重なって、 「自分たちは何のためにここへ移住してきたんだろう」 と、だいじなことが見えなくなってしまった時期もあったそうです。